韓正上海市長が４月６日から９日までの日程で台湾を訪問する。上海市長としては初の台湾訪問で、５月に開幕する上海万博のＰＲを行うほか、産業界との会合が予定されている。31日付工商時報が伝えた。
今回の訪問は郝龍斌台北市長の招きによるもので、訪問団の総勢は200人。訪問団には上海汽車工業集団（自動車）、百聯集団、聯華超市（以上流通）、東方希望集団（飼料）、世茂集団（不動産）、上海水産集団など上海を拠点とする企業の関係者が多数含まれている。訪問中にはこれら企業による大規模な調達も見込まれる。
７日には中華民国対外貿易発展協会（TAITRA）、中華民国全国工業総会（工総）が中心となり、台湾産業界との朝食会が行われる。また、同日午前には中国企業の台湾進出に関する説明会が開かれる。韓市長は訪問中、「上海台北都市論壇（フォーラム）」などの行事にも出席する。
なお郝市長は30日、同フォーラムで台北市と上海市が▽文化▽旅行▽ハイテク園区▽環境保護──の分野に関する協力についての覚書を交わすと発表した。
