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生保各社の純資産、1〜2月に450億元減


ニュース 金融 作成日:2010年3月31日_記事番号:T00021822

生保各社の純資産、1〜2月に450億元減

 
 為替レートと株価の変動を受け、生保各社の純資産が年初から2月末までに450億台湾元(約1,310億円)減少したことが分かった。31日付工商時報が伝えた。

 生保30社の純資産は08年末の2,163億元まで落ち込んだ後、株価回復を受け、昨年末には4,360億元まで回復した。ただ、2月末には3,922億元まで減少し、再び4,000億元を割り込んだ。また、年初2カ月で利益を計上したのは、30社のうち8社にとどまった。残る22社の合計損失は140億元だった。

 一方、生保各社は年初2カ月で海外投資を600億元増やし、海外投資残高は3兆元の大台を超えた。生保各社の海外投資は運用可能資金の32%を占め、比率は上昇を続けている。また、海外投資枠を使いきった生保会社は債券への投資を加速し、年初2カ月で公債への投資が1,000億元増えた。

 生保各社の手持ち現金は350億元、銀行預金は7,100億元あり、その他の現金性資産を合わせると、投資余裕資金はなおも1兆元近く残っている。