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09年Q4の不動産景気信号、11四半期ぶり「安定」【図】


ニュース 建設 作成日:2010年3月31日_記事番号:T00021825

09年Q4の不動産景気信号、11四半期ぶり「安定」【図】

  
 内政部建築研究所(建研所)が30日発表した昨年第4四半期の不動産景気動向指標は、総合判断指数が前期比2ポイント上昇の12ポイントで、景気信号は2007年第1四半期以来、11四半期ぶりに景気安定を示す「緑」となった。また第2四半期について「前期より良くなる」とみる業者の割合は40.2%に達し、業界の景気見通しは引き続き楽観的なものとなった。31日付工商時報が伝えた。
 
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 一方で、総合判断指数を構成する4要素のうち、投資面と生産面、取引面は上昇したものの、使用面の指標である住宅使用率は1.86ポイント下落しており、不動産市場の専門家である張金鶚政治大学地政系教授は「購入後に使われず放置される物件が増えていることを示しており、経済面で大きなマイナスだ」と指摘した。また「景気好転は投資家が支えていことのは明らか」と述べ、住宅バブル対策措置を講じるよう政府に呼び掛けた。

 さらに張教授は、景気信号が低迷の「青」から安定の「緑」に変わったタイミングで、過去にみられた就業状況や所得の向上が今回はないと指摘し、注意を促した。