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作成日：2010年3月31日_記事番号：T00021827
中繊が台中港にＰＥＴチップ工場、37億元投資
エチレングリコール（ＥＧ）大手の中国人造繊維（中繊）はこのほど、台中港石化専用区にペットボトルの原料となるＰＥＴチップ工場を新設する計画を台中港務局に提出し、30日に認可された。投資額は37億台湾元（約108億円）。31日付蘋果日報などが伝えた。
新工場はビール用ペットボトルの原料となるＰＥＴチップを年70万トン生産する。操業開始は2014年を見込む。敷地面積は4.8ヘクタール。同社は海峡両岸経済協力枠組み協議（ＥＣＦＡ）締結後の関税撤廃を受け、新工場を中国向けの生産拠点として位置づける。
台中港務局は「中繊は（中国福建省の）海峡西岸特区を市場として見込んでいる」と述べた。
ただ、中繊の広報担当者は「計画はまだ書類段階で、港務局による認可は第一段階に過ぎない。今後市場需要とコストを検討する必要があり、計画はまだ固まっていない」と説明した。
