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中鋼の6月鉄鋼製品、12%値上げも


ニュース 鉄鋼・金属 作成日:2010年3月31日_記事番号:T00021830

中鋼の6月鉄鋼製品、12%値上げも

 
 31日付経済日報によると、中国鋼鉄(CSC)は、4月1日から原料の鉄鉱石価格で暫定90%の値上げを受け入れたことから、コスト上昇に応じて6月の台湾市場向け鉄鋼製品価格を最大12%、2,000台湾元(約5,800円)引き上げる可能性が出てきた。

 中鋼は、鉄鉱石の契約価格が昨年の1トン当たり55米ドルから今回100米ドルとなったものの、スポット価格の150米ドルよりは安いと指摘。90%の値上げには日韓大手も暫定合意したため、第2四半期は同価格を受け入れざるを得ないとの認識だ。既に原料炭価格が前年比55%上昇しているため、製鉄コストは1トン当たり170~200米ドル高まる恐れがある。

 住友金属工業は30日、ブラジルの資源大手、ヴァーレと4月1日からの鉄鉱石価格を1トン当たり100~110米ドルで暫定調達合意したと表明している。