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中国・奇瑞汽車、台湾での発売見通し立たず


ニュース 自動車・二輪車 作成日:2010年3月31日_記事番号:T00021831

中国・奇瑞汽車、台湾での発売見通し立たず

 
 中国の自動車メーカー大手、奇瑞汽車(チェリー)は、台湾の太子汽車集団と提携し、台湾市場への進出を目指しているが、認可手続き上の問題で、発売見通しが立たない状況となっている。31日付工商時報が伝えた。

 太子汽車傘下の勝栄汽車は、奇瑞汽車との技術提携により台湾で生産するモデルと海峡両岸経済協力枠組み協議(ECFA)締結後に輸入する中国製モデルの双方に「奇瑞」というブランドを使用する意向だ。

 勝栄汽車は既に中国製の「奇瑞A3」を台湾で「奇瑞アポラ」というモデル名で販売する方針を固め、認証を申請しているが、台湾交通部の認可が遅れている。

 これについて、交通部の認可前審査を担当する車両安全審験中心の周維果執行長は「将来的に中台双方で奇瑞車が生産され、いずれも奇瑞ブランドを使用するとなると、台湾の消費者の混乱を招く」として、交通部に判断を求めたことを明らかにした。しかし、交通部も行政院大陸委員会の判断を仰いでいる状態で、現時点で認可が下りるめどは立っていないという。