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裕隆、三義にEV車生産センター計画


ニュース 自動車・二輪車 作成日:2010年3月31日_記事番号:T00021832

裕隆、三義にEV車生産センター計画

 
 裕隆汽車が、三義工場(苗栗県)を電気自動車(EV)の大規模生産拠点とする計画を立案中だ。遊休地200ヘクタールを開発して、年産能力15万~20万台規模の工場を設置する方針で、投資額は50億台湾元(約145億円)に達すると見込まれる。同計画は既に経済部に申請されたもようだが、裕隆主管は「EV車生産拠点をどこに置くかは、両岸(中台)の投資優遇条件などを見て決めたい」と話し、台湾で最終決定となるかはまだ分からないと説明した。31日付経済日報が報じた。

 裕隆は三義に300ヘクタールの土地を持つが、現在工場はこのうち100ヘクタール程度を使っているに過ぎず、残り200ヘクタールは遊休地となっている。EV車生産拠点はこの200ヘクタールに設置する方向だ。丘陵地での工場開発となり高コストが予測されるが、裕隆は開発過程で採掘できる大量の砂利による利益を期待している。ただ、開発にはまず経済部鉱物局の認可が必要となる。

 現段階で三義に決定できない要因として裕隆主管は、中国の地方政府による投資優遇条件が優れていること、および中国市場の規模が台湾よりも大きいことを挙げた。