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ECFAアーリーハーベスト、品目削減で一致


ニュース その他分野 作成日:2010年4月1日_記事番号:T00021845

ECFAアーリーハーベスト、品目削減で一致

 
 海峡両岸経済協力枠組み協議(ECFA)は第2回正式交渉が31日から桃園県で始まったが、盛り込まれるアーリーハーベスト品目数が交渉前に予想されていた500項目から削減される見通しとなった。6月に予定される第5回民間トップ会談(江陳会)でのECFA調印というスケジュール目標を優先するため、品目数を減らすことで中台双方が一致しているためだ。1日付工商時報が報じた。 
 
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交渉開始に当たり握手する黄志鵬・経済部国際貿易局長(右)と中国の唐煒司長(左)(31日=中央社)
 
 これについて、交渉の台湾側代表である黄志鵬・経済部国際貿易局長は31日、「スピード重視のため、アーリーハーベストの品数はあまり多くならない」と発言した。ただ、「一定程度の調整であり、後退とは言えない」と強調。また、中小企業や従来型産業、内需型産業、競争力の弱い産業はアーリーハーベストに含めないことを中国側に改めて表明すると語った。

 一方、中国側代表である唐煒・商務省台湾・香港・マカオ司長も31日の祝辞で、「速く、簡潔に、少なく」を原則としてECFAの主要部分に関して合意に達したいとの考えを示した。「少なく」については「早期合意のためには、すべてを取り上げるわけにはいかないということだ」と説明した。