ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

奇美電、PVIに5世代ライン振り向け


ニュース 電子 作成日:2010年4月1日_記事番号:T00021862

奇美電、PVIに5世代ライン振り向け

 
 新・奇美電子(チーメイ・イノルックス)は、昨年末に旧奇美電子が交わした電子ペーパー大手、元太科技工業(PVI)との覚書に基づき、第5世代液晶パネルの生産ラインをPVI向けの生産に振り向ける。電子ブックリーダーの需要が堅調な中、PVIの出荷量は順調な伸びが期待できそうだ。1日付工商時報が伝えた。

 PVIは昨年10月に奇美電と提携に向けた覚書を結んだ。これを基に、PVIは自社の第2.5世代工場における電子ペーパー生産能力が不足しているため、奇美電に協力を要請した。このほか、韓国ハイディスにも従来のねじれネマティック液晶パネル、広視野角のAFFS方式液晶パネル以外に、電子ペーパーの生産を発注している。

 PVIは現在、5、6、7、8、9.7インチの電子ペーパーを生産しており、今年は徐々にサイズの大型化が進むとみられる。このため、同社は第2四半期も好調な受注が続くとみている。

 証券業界はPVIの第1四半期の売上高を36億~37億台湾元(約106億~109億円)と見込んでいる。奇美電への生産委託で、PVIの売り上げは第2四半期以降、大幅な伸びが見込まれる。