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ネットブックブーム終了、撤退相次ぎ三つ巴の戦いへ


ニュース 電子 作成日:2010年4月1日_記事番号:T00021866

ネットブックブーム終了、撤退相次ぎ三つ巴の戦いへ

 
 1日付電子時報がノートパソコンメーカーの話を基に報じたところによると、2年前の発売当初は盛況を博した低価格ノートPC(ネットブック)ブームが下火となり、この半年で大手の値下げ競争が激化したことで、中堅メーカーや技嘉科技(ギガバイト・テクノロジー)などPCを本業としないメーカー、中国の山寨機(さんさいき、ノーブランド製品)メーカーの多くが撤退を余儀なくされている。利益率の低下に直面する中、大手のヒューレット・パッカード(HP)やデルも出荷規模の大幅な縮小を迫られるほどで、今後は宏碁(エイサー)、華碩電脳(ASUS)、サムスン電子の3社による争いに絞られそうだ。

 ノートPCメーカーによると、消費者が心理的に受け入れられるネットブック販売価格は1万2,000台湾元(約3万5,000円)まで下がった。そんな中、インテルが第2世代ネットブック向け「Atom(アトム)」プロセッサー「N450」「N470」を発売して購買意欲を刺激しようと試みたが、搭載機種の価格は約1万5,000元となるため十分な結果に結び付かず、メーカー各社は戦略の見直しを迫られている。