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国喬と奇美の中国鎮江ABS工場、合併後に生産拡大


ニュース 石油・化学 作成日:2010年4月2日_記事番号:T00021883

国喬と奇美の中国鎮江ABS工場、合併後に生産拡大

 
 国喬石油化学(グランド・パシフィック・ペトロケミカル)の喩賢璋董事長はこのほど、工商時報とのインタビューで、中国江蘇省鎮江市で奇美実業とABS樹脂プラントの合併を進めた後、利益を増資に回す方式で、1億米ドルを投資し、増産を進める方針を明らかにした。2日付同紙が伝えた。

 喩董事長は「合併により鎮江でのこれまでのライバルが仲間となり、中国最大のABS樹脂プラントに浮上する」と指摘した。合併直後のABS樹脂の年産能力は75万トンを見込む。

 追加投資は、毎年8%のペースで拡大する中国のABS樹脂需要に対応したもので、増産後の年産能力はABS樹脂が75万トン、ポリスチレン(PS)が35万トン、ポリメタクリル酸メチル樹脂 (PMMA)が5万トンとなり、中国最大のABS樹脂プラントとしての地位を固めることになる。

 国喬と奇美による鎮江工場の合併基準日は10月1日を予定しており、合併後の年間売上高は100億人民元(約1,374億円)に達する見込みだ。