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東芝PC事業買収観測、エイサーCEOが否定


ニュース 電子 作成日:2010年4月2日_記事番号:T00021890

東芝PC事業買収観測、エイサーCEOが否定

 
 宏碁(エイサー)のジャンフランコ・ランチ執行長(CEO)は、同社が東芝のパソコン事業を買収するという市場観測に対し、「現段階でよい買収対象は少なく、エイサーは自社の力でシェアを拡大する」と語り、観測を否定した。エイサーは、2010年のノートPC世界首位獲得を目標に掲げている。2日付電子時報が報じた。

 これまで東芝のほか、ソニー、富士通などがPC部門を売却し、エイサーが引き継ぐとの観測が浮上してきたが、ランチCEOの発言からすると、2008年のゲートウェイ、パッカードベル買収に続く動きは当面ないもようだ。

 このほか、ランチCEOは、今年中国市場のシェアを現在の7%から10%に、ブラジルは12~14%から15~20%まで拡大すると意欲を見せた。中国市場は、首位の聯想集団(レノボ)がシェア30%以上を占め、次いでヒューレット・パッカード(HP)が15%で、エイサーのシェアはデルや華碩電脳(ASUS)にも及ばない。ブラジルは、HPと現地メーカーのポジティボが高いシェアを誇り、エイサーは苦戦している。