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力晶の3月売上高、過去3年で最高に


ニュース 電子 作成日:2010年4月2日_記事番号:T00021895

力晶の3月売上高、過去3年で最高に

 
 DRAM大手、力晶半導体(PSC)が1日発表した3月売上高は68億4,600万台湾元(約202億5,000万円)で、2007年3月以来の最高を記録した。スポット価格の上昇などが業績を押し上げ、5カ月連続の黒字を達成した。第1四半期売上高は182億9,300万元と、前期比20.88%増の大幅成長となった。2日付工商時報が伝えた。

 譚仲民副総経理は3月業績について、スポット市場の需要増によって価格が上昇し、さらに生産能力の拡大と歩留まり率の向上で、引き続き売上高と利益が増加したと説明した。川下顧客からの緊急受注で需要対応が厳しさを増しているため、45ナノメートル製造プロセス導入を早めるべく、新設備の調達を進めていることも明らかにした。

 なお、3月は高付加価値製品であるDDR3の出荷比率が70%を超え、第1四半期通期では約50%となった。

 市場調査機関、集邦科技(DRAMエクスチェンジ)によると、DDR2とDDR3のスポット価格はともに3米ドル以上を維持しており、力晶の製造コストを大きく上回っている。