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麻生前首相が訪台、6日に馬総統と会談も


ニュース 政治 作成日:2010年4月6日_記事番号:T00021905

麻生前首相が訪台、6日に馬総統と会談も

 
 昨年9月に総理大臣を辞任した麻生太郎前首相(自民党)が5日正午、4日間の予定で台湾を訪問するため桃園国際空港に到着した。「今回は家族を伴う私的な訪問」との理由から、メディアにスケジュールを明かしていないが、国民党幹部によると6日午前に台北賓館で、馬英九総統と非公開で会談する予定だという。5日付自由時報などが報じた。
 
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麻生前首相(前方右1)の台湾到着に際し、日本の対台湾窓口機関、交流協会台北事務所の今井正所長と台北駐日経済文化代表処の馮寄台代表(後方右1)が出迎えた(5日=中央社)
 
 日本の首相経験者による訪台はこれまで、故・福田赳夫元首相(1992年3月)、森喜朗元首相(03年12月、06年11月)のみで、辞任後1年未満の訪台は初めてのケース。

 台湾側は今回の麻生前首相訪台に対し、中台関係を刺激しないよう、極力大々的な扱いを控えている。しかし国民党関係者は、中台間で海峡両岸経済協力枠組み協議(ECFA)締結が間近となる中、馬政権は日米とも連携を維持しており、日本の台湾における窓口機関、交流協会台北事務所の齋藤正樹・前所長による台湾地位未定論発言で冷え込んだ日台関係改善にとって重要なターニングポイントとなると指摘した。