元大金融控股の顔慶章董事長は２日、生命保険市場に参入する方針を明らかにした。生保会社を新規設立するか、既存の生保会社を買収する方向で検討する。３日付経済日報が伝えた。
顔董事長は「今年初めに業務検討会議を開き、生保市場に参入することを決議した」と述べた。総合金融グループに成長する上で、生保参入が必要と判断した。
一方、企業統治（コーポレートガバナンス）面では、近く開かれる株主総会で、董事長をはじめとする経営陣の報酬を決定する報酬委員会の設置を決議する。
傘下の元大商業銀行は、旧慶豊商業銀行の一部店舗の営業を３日に引き継いだ。慶豊銀から引き継いだ店舗18カ所のうち、10カ所は６日から営業を開始。残る８カ所は大台北地区（台北県市、基隆市）に移転の上、年内に営業を開始する。これにより、支店数はこれまでの70カ所から88カ所に増える。
