６日付蘋果日報によると、液晶モニター受託生産世界最大手、冠捷科技（ＴＰＶテクノロジー）とノートパソコン受託生産大手、英業達（インベンテック）の合弁会社で、オールインワン（モニター一体型、ＡＩＯ）ＰＣの受託生産を手掛ける英冠達（ＴＰＶ－インベンタ・テクノロジー）が、聯想集団（レノボ）から初めて受注を獲得し、３月から出荷を開始しているもようだ。
英冠達が受注したとみられるのは、レノボのビジネス向け機種。レノボのＡＩＯは昨年アジアでシェア首位だったが、世界では10位にとどまっており、新機種投入でシェア拡大を目指す考えだ。
英冠達は昨年10月に設立されたばかりだが、先ごろ東芝からの受注も伝えられた。今年は100万台の出荷を目標とし、将来的にＡＩＯ受託生産で世界一を狙う。
市場調査機関、ＩＤＣによると、ＡＩＯの市場規模は昨年の650万台から、今年は約２倍の1,000万～1,500万台に大きく拡大する見込みだ。現在、受託生産では広達電脳（クアンタ・コンピュータ）が首位で、証券会社によると今年は出荷台数500万台で、市場シェアは４割以上に上る見通しだ。
