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3月CPI、前年比1.27%の小幅上昇【図】


ニュース その他分野 作成日:2010年4月7日_記事番号:T00021936

3月CPI、前年比1.27%の小幅上昇【図】

 
 行政院主計処の5日発表によると、3月の消費者物価指数(CPI)は、前月比0.95%下落(季節要因調整後は0.11%低下)の104.26ポイント(2006年を基準値=100とする)で、年上昇率は1.27%と、2月の2.35%上昇に比べ小幅にとどまった。中でも個人消費と密接にかかわる外食物価は下落が続いており(前月比0.41%、前年同月比0.91%下落)、景気は回復傾向にあるものの、高失業率が続き、給与成長のスピードも緩慢で、消費力向上への原動力を欠いた状況とみられる。7日付工商時報が伝えた。
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主計処は、台湾の物価上昇は合理的な範囲内にあり、デフレ、インフレ圧力はないと指摘した(6日=中央社)
 
 外食価格の低下について主計処は、ファストフード、コーヒーショップなどの外食産業が販促セールを通じて値下げを行ったことが原因と説明した。一方、水産物やエネルギー価格などを除いた核心(コア)物価指数は、年上昇率0.11%と安定的に推移している。

 なお、3月の卸売物価指数(WPI)は106.75ポイントで前月比0.34%上昇、年上昇率は6.61%だった。
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