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マグロ価格急騰、ツナサンドイッチの具が激減


ニュース 農林水産 作成日:2010年4月7日_記事番号:T00021939

マグロ価格急騰、ツナサンドイッチの具が激減

 
 台湾の朝食店でポピュラーなツナサンドイッチの具の量が激減している。漁獲量減少でマグロ価格が急騰しているためで、朝食店は値上げによる客離れを恐れ、やむなく具を減らすことで対応している。7日付聯合報が伝えた。

 いつもツナサンドイッチを購入している市民は、「最近は1口目で具のツナがなくなる。以前は3口目までツナが残っていたのに」と店主に不満を述べた。すると店主は、「ツナ缶の値上がりが止まらない。同業者の中にはツナを具にしたサンドイッチやおにぎりの販売をやめたところもある。客には『売り切れだ』と説明している」と答えたという。

 市中スーパーでのツナ缶の小売価格は先週40台湾元台だったが、今週は58元台(約172円)まで値上がりした。

 マグロの水揚げ港、屏東県東港鎮の漁業関係者は「競りにかけられたマグロは前年同期は毎日1,000匹以上だったが、6日はわずか400匹、数日前には100匹ということもあった」と話した。1キロ当たりの平均価格は前年同期に150~160元だったが、現在は310~320元に値上がりしているという。