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ボルト脱落の台鉄車両、定期検査からわずか半月


ニュース 運輸 作成日:2010年4月7日_記事番号:T00021940

ボルト脱落の台鉄車両、定期検査からわずか半月

 
 屏東県の台湾鉄路(台鉄)南回り線で5日、特急列車の自強号(9両編成)のエンジン振動防止装置からボルトが脱落し、列車が緊急停車した事故で、問題のディーゼル列車は半月前の3月17日に2年に1回の定期点検を終えたばかりだったことが6日までに判明した。7日付中国時報が伝えた。

 当時の検査記録によると、車両下部のエンジンつり下げ部分に問題は見つからず、毎日実施される運転前検査でもボルトの緩みや金属疲労は発見されなかった。度重なる検査で問題が発見できなかったことで、台鉄のずさんな検査体制が今後批判を浴びるのは必至だ。

 台鉄側はエンジンつり下げ方式のディーゼル車両224両を対象に、ボルトの緊急点検を実施し、つり下げ部分の防護チェーンを取り付ける安全対策を取る方針だ。

 一方、事故原因の究明をめぐり、范植谷・交通部台湾鉄路管理局長は、1週間以内に調査報告を取りまとめ、人為ミスには厳しい処分を下す方針を明らかにした。