製靴世界最大手の宝成国際集団はこのほど、傘下の裕元花園酒店（ウィンザーホテル）が展開するホテル事業を中台で強化する。中国・江蘇省の昆山裕元花園酒店で建設中の新館を10月にオープン、台中裕元花園酒店で2012年から２号館の建設計画に着手する。将来的には中台のチェーン網を現在の３店から10店以上に拡大する方針だ。８日付経済日報が伝えた。
同ホテルは７日に４周年を迎えた台中、および昆山、東莞（広東省）の３店で合計508室のチェーンを展開し、昨年の総売上高は前年比10％増の10億台湾元（約29億6,000万円）。今年は２割以上の成長を目指す。
グループの本部ビルとツインタワーで建設された台中裕元花園酒店は旗艦店の位置付けで、ホテル専門のコンサルティング会社と提携し幹部を育成している。鄭欽煊総経理は「当社のホテル経営のノウハウが認められ、多数の企業が提携の意向を示している」と語った。
