中国自動車大手、上海汽車工業集団の胡茂元董事長は、韓正上海市長に同行して台湾を訪れ、７日は電動カートなどを製造する必翔実業の新竹工場を視察した。必翔実業の蒋清明総経理は「双方の協力余地は非常に大きく、中国の電気自動車市場を開拓したい」と述べた。８日付経済日報が伝えた。
必翔実業は昨年11月、電気自動車用電池や関連モジュールなどを上海汽車に供給することを明らかにしていた。上海汽車は胡董事長の訪台に先立ち、３月下旬に８人乗りの電気自動車の試作車を台湾に運び、必翔実業の電気自動車システムモジュールを搭載するテストを行ってきた。
蒋総経理によると、胡董事長は今回、必翔実業のリン酸鉄リチウム電池を上海汽車の電気自動車にセットするテストを自ら視察し、品質に満足を示したという。上海汽車の電気自動車を来月開幕する上海万博で展示する計画だ。
胡董事長はこのほか、裕隆集団や自動車部品メーカーなども視察した。
