長栄航空（エバー航空）と復興航空（トランスアジア・エアウェイズ）は８日、台北～上海など、人気の中国直航便の運賃を16日出発分から値下げした。７日に中華航空（チャイナエアライン）が、上海、北京、広州、深圳行き直航４路線の運賃の約20％値下げを発表したことに追随した動きだ。９日付工商時報が伝えた。
エバー航空は中華航空と同じ４都市の路線で11～20％値下げする。便と座席の種類により価格が異なる。復興航空は台北・松山と台中発の上海行きを20％値下げした。同路線の中華航空の往復運賃より200台湾元（約591円）割安となる。
一方、従来より台湾系より2,000～3,000元安い中国系航空会社は、当面は追随値下げの予定はないと表明している。中国南方航空（チャイナ・サザン・エアラインズ）は、市場の状況をみて対応措置を検討すると表明した。中国東方航空も「上海線では値下げ後の台湾系の運賃より当社の運賃の方が依然安い」と指摘した。
