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万泰銀、合併計画推進へ


ニュース 金融 作成日:2010年4月9日_記事番号:T00022001

万泰銀、合併計画推進へ

 
 万泰銀行の盧正昕董事長は8日、2年以内に他行との合併計画を推進する方針を表明した。「経営理念が同じで、従業員と株主がメリットを享受できるならば、合併を行う可能性も合併される可能性も排除しない」と語った。9日付工商時報が報じた。

 同行は自己資本強化を目的に40億台湾元(約118億円)規模の第三者割当増資の実施を計画しており、6月18日の定期株主総会での承認を目指す。現在同行は米ゼネラル・エレクトリック(GE)傘下のGEマネー、および米SACプライベート・キャピタル・グループによる出資比率が81%に達しているが、増資が順調に行われた場合、資本金総額は約200億元となり、外資の出資比率は60%前後まで低下する見通しだ。盧董事長は、出資候補者として企業経営者や一定の資産規模を持つ取引先を挙げた。

 当面の業績見通しについて盧董事長は、2011年に損益均衡を達成し、12年以降に利益を計上でき、株価も額面以上を回復すると語った。

 なお同行は、2,000万元を投じて4月末までに全土49拠点で看板やロゴを一新する。