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医薬
作成日：2010年4月9日_記事番号：T00022004
中天の上海工場、今月着工
中天生物科技（マイクロバイオ）は８日、中国・上海で健康食品工場を今月に着工することを明らかにした。投資総額は1,300万米ドルで、年産１億4,000本、第４四半期の操業開始を予定している。同工場の製品は主に中国量販店最大手の台湾系・中国大潤発に供給する。９日付経済日報が伝えた。
中天は補血剤「二月紅」など保健食品の新製品９種類を中国大潤発に供給することで契約を結んでおり、「二月紅」は中国大潤発が自社ブランドで販売する。さらに３製品が６月末までに試験販売される予定だ。
中天は従来、新薬の研究開発（Ｒ＆Ｄ）に重点を置いていたが、昨年から健康食品のマーケティング予算を大幅に上積みし、今年は１億台湾元（約３億円）規模とする。
マーケティングコストの増大に伴い、業績も順調に成長しているもようだ。昨年第４四半期に785万元の黒字転換を達成し、今年第１四半期の利益も前期を大幅に上回ったとみられている。
