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中鋼の3月売上高・出荷、18カ月ぶり最高


ニュース 鉄鋼・金属 作成日:2010年4月9日_記事番号:T00022009

中鋼の3月売上高・出荷、18カ月ぶり最高

 
 中国鋼鉄(CSC)が8日発表した3月売上高は、前月比26.4%、前年比39.55%増の193億5,500万台湾元(約570億9,600万円)、同月の鉄鋼製品出荷量は86万トンとなり、売上高、出荷量ともに18カ月ぶりの最高を記録した。9日付工商時報が伝えた。

 業績好調について鍾楽民・執行副総経理は、鉄鋼製品価格が3月分で平均4.92%上昇したことや、6月の値上げを予測して川下業者の調達意欲が強まったことを挙げた。

 今後の市場見通しについては、「世界経済が回復に向かう中、市場では鉄鋼原料や鉄鋼製品の国際価格上昇が続くと予測しているため、川下の調達意欲は高く、需要は衰えない」と予測した。 

 また、中鋼の業績見通しについては、「好調を維持できるかどうかは6月の台湾向けオファー価格発表後の状況を見る必要があり、第3四半期も値上げを行ってコスト転嫁が図れるかどうかにかかっている」と語った。

 なお、同社は6月の台湾向け価格を9日決定する予定だが、うち熱延製品価格は1トン当たり2,500元(平均上げ幅13%)に値上げする可能性があると市場で予測されている。