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HTC、米パーム買収に関心


ニュース 電子 作成日:2010年4月9日_記事番号:T00022010

HTC、米パーム買収に関心

 
 米スマートフォンメーカーのパームが、経営不振から事業譲渡に向けた検討を開始し、市場では8日、宏達国際電子(HTC)がパーム側と合併に向けた接触を開始したとの情報が流れた。9日付経済日報が伝えた。

 HTCは「市場のうわさにはコメントしない」として、事実確認を避けた。ただ、同社の周永明執行長(CEO)は過去3週間、海外出張を繰り返しており、米国でパーム側と接触した可能性が指摘されている。

 パームをめぐっては、中国の聯想集団(レノボ)も買収に関心を示しているとされる。HTCがパーム買収に成功すれば、アプリケーションソフトの普及で優位に立てる上、スマートフォン市場でモトローラを抜き、世界3位に浮上する見通しだ。

 パームは先月18日に発表した第3四半期(2009年12月~10年2月)決算が11四半期連続の赤字となり、株価が4米ドル以下にまで急落した。しかし、レノボによる買収説でパームの株価は7日に20%急騰し、4.62米ドルで引けた。