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メディアテック、中興通訊からチップ受注


ニュース 電子 作成日:2010年4月9日_記事番号:T00022016

メディアテック、中興通訊からチップ受注

 
 聯発科技(メディアテック)が、中国携帯電話端末大手、中興通訊(ZTE)に対し中国独自の移動通信規格「TD-SCDMA(第3世代、3G)」「TD-LTE(次世代)」対応の端末向けチップを供給する。9日付工商時報が伝えた。

 この情報はZTEが明らかにしたもので、同社は従来主に中国の展訊通信(スプレッドトラム)からチップを調達していたが、「TD-SCDMA」と「TD-LTE」規格でメディアテック製品の採用を決めた。メディアテックは先ごろZTEからの受注観測が出ていたが、ZTEがこの情報を裏付けた形だ。

 なお、メディアテックの3月売上高は前年同月比16.9%増、前月比42.3%増の112億1,000万台湾元(約331億円)だった。第1四半期の売上高は前年比37.6%増、前期比12.3%増の326億7,000万元で、同社予測値の320億元を上回った。同社は「新興市場での携帯電話需要が好調で、特に中国で春節(旧正月)後に在庫補充の強い動きがみられた」と好業績の理由を説明した。

 第2四半期も中国の労働節(メーデー)連休での売り上げが期待できるもようで、前期比2けた成長となると証券会社はみている。