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UMC、100億元起債計画を断念


ニュース 電子 作成日:2010年4月9日_記事番号:T00022018

UMC、100億元起債計画を断念

 
 聯華電子(UMC)は7日、当初計画していた総額100億台湾元(約296億円)規模の社債発行計画を断念した。過去3年の収益状況が会社法の定める社債発行条件を満たしていないことが理由だ。9日付経済日報が伝えた。

 UMCは過去7年にわたり社債を発行していなかったが、先月の董事会で5~7年物の社債発行を決めた。しかし、会社法の規定で、無担保社債発行には過去3年間の純利益が社債利払い額の150%を超えている必要があり、UMCはこの条件を満たさず、発行断念を余儀なくされた。

 債券市場では、UMCの社債が電子メーカーによる起債の金利指標になるとして、発行前から注目を集めていた。

 債券市場では今年下半期からの金利上昇観測を受け、複数の大企業が社債発行を計画している。統一企業(ユニプレジデント)が20億~30億元の起債に向け、9日に証券会社による入札を行うほか、永豊餘造紙、台塑集団(台湾プラスチックグループ)、台湾電力なども社債発行を計画している。資金調達規模は少なくとも200億元に達する見通しだ。