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バンコク観光ツアーが一時停止、反政府デモ激化で


ニュース 商業・サービス 作成日:2010年4月12日_記事番号:T00022030

バンコク観光ツアーが一時停止、反政府デモ激化で

 
 タイの首都バンコクで10日、反政府デモ隊と治安部隊との間で死者を出す衝突が発生したことを受け、外交部は11日、バンコクを「国外旅遊警示分級表」のうち最高警戒レベル「赤」地域(訪問すべきでない)に指定した。さらに同日、交通部観光局も、当面バンコクへの旅行は取りやめるよう呼び掛けたことから、台湾の旅行会社は、12日出発以降のバンコク向けツアーの中止を決め、即日から旅行代金の払い戻しに応じる。ただバンコク以外の地域へのツアーは予定通り出発する。12日付自由時報などが報じた。
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旅行業者によると、タイを旅行する台湾人は1日に500~600人で、11日も桃園国際空港では同国に向け出発する旅行者が見られた(11日=中央社)
 
 タイでは13日に同国の正月(ソンクラーン)を迎える。このため中華民国旅行商業同業公会全国聯合会の許高慶秘書長は、なおもタイを訪問したい場合、サムイ島、プーケット島、チェンマイなどへ目的地を変更するか、出発を延期するよう呼び掛けている。現在、バンコクにどうしても行かなければならない旅行者は、自己責任とする誓約書へのサインが必要になる。

 現在タイを旅行中のツアーについては、スケジュールを変更してバンコクを避けたり、日程を短縮して早めに帰台するなどしているという。