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明基友達傘下のシピックス、電子ペーパー量産で問題発生


ニュース 電子 作成日:2010年4月12日_記事番号:T00022047

明基友達傘下のシピックス、電子ペーパー量産で問題発生

 
 12日付電子時報によると、明基友達集団傘下の電子ペーパーメーカー、米シピックス・イメージング(中国語名、達意科技)の新たな生産ラインで初期不良が発生し、材料を変更したことで歩留まり率が低下、さらに友達光電(AUO)のフォトマスク工程でも問題が発生したことから、川下で電子ブックリーダーを生産する系列の佳世達科技(Qisda)が第1四半期、正常に出荷できない状態となったとの観測が出ている。

 これについてQisdaは、確かに出荷に一定の遅れは出ているが、問題は予想以上のスピードで解消されており、6月には完全に解決できると強調した。

 Qisdaによると、現時点で受注キャンセルはなく、電気泳動方式の電子ブックリーダー出荷台数は予測通り通年で50万~70万台とみている。Qisdaは現在、2大ブランドを除く電子ブックリーダーメーカーのほとんどを顧客としているが、市場に電子ペーパーのサプライヤーが少ないため、今回の量産不良により顧客を失う事態には至っていないもようだ。