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台湾元が急騰、一時31.5元割れ


ニュース 金融 作成日:2010年4月13日_記事番号:T00022060

台湾元が急騰、一時31.5元割れ

 
 12日の台湾元相場は、海外資金による台湾元買い、輸出業者によるドル売りを受け、一段高の展開となり、取引時間中に一時、2008年8月以来の高値となる1ドル=31.458元を付け、31.5元の大台を割り込んだ。しかし、中銀が銀行にドル売り自粛を求める「電話介入」を行い、終値は前日比0.055元の台湾元高となる同31.560元だった。13日付蘋果日報が伝えた。

 為替相場では、人民元の切り上げ観測からアジア通貨が広く買われており、台湾元も連れ高している。市場関係者は今後も台湾元が上昇しやすい状況が続くとみており、輸出企業への影響が懸念される。

 市場関係者によると、中央銀行は市中銀行にドル売りを控えるよう電話で求める介入を行い、31.5元が現時点で中銀による為替防衛ラインであることを印象付けた。

 13日午前の台湾元相場は、前日比0.01元の元安の1米ドル=31.570元で取引を終えた。