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長栄集団、100隻の船舶建造計画を始動【表】


ニュース 運輸 作成日:2010年4月13日_記事番号:T00022062

長栄集団、100隻の船舶建造計画を始動【表】

 
 長栄集団(エバーグリーン・グループ)の張栄発総裁はこのほど、日本の業界紙「海事プレス」の取材に対し、世界的な景気回復を受け、100隻規模の船舶建造計画を5月にも始動させる考えを示した。13日付工商時報が伝えた。
 
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 同社は5月から造船会社と価格、支払い条件、船舶規格、発注数、引き渡し時期など詳細について交渉を進める。1TEU(20フィートコンテナ換算)当たりの建造コストを1万米ドルと仮定すると、発注規模は総額1,700億台湾元(約5,031億円)に達する見通しだ。発注先はSTX造船海洋(韓国)、台湾国際造船、川崎造船系の南通中遠川崎船舶工程(NACKS、中国)などが見込まれている。

 張総裁によると、船舶建造計画の内訳は、▽8,000TEU級新型船、32隻▽S型船(7,024TEU)、20隻▽U型船(5,364TEU)、20隻▽2,000TEU級のフィーダー船、20隻以上──。

 長栄集団は金融危機中は新規建造中の船舶を持たず、チャーター船によって弾力的に輸送能力の調整を図ってきた。同社は現在、自社船舶81隻、チャーター船69隻を保有している。