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遠東航空の再建計画、債権団が承認


ニュース 運輸 作成日:2010年4月13日_記事番号:T00022064

遠東航空の再建計画、債権団が承認

 
 経営再建中の遠東航空(ファーイースタン・エア・トランスポート)の債権団会議が12日午前に開かれ、新株主の樺福建設を中心とする経営陣がまとめた再建計画が承認された。樺福建設の張綱維董事長は「8月1日の運航再開を予定している」と述べた。13日付工商時報などが伝えた。

 再建計画には、兆豊金融控股、台湾銀行などの主要債権行が同意したが、80億台湾元(約237億円)に上る無担保債権の遠東航側の返済計画に関しては賛成票が54.6%にすぎず、ぎりぎりの承認だった。計画に同意しなかったのは主に遠東国際商業銀行だった。

 遠東航空は8月に月に30便の体制で運航を再開し、中台路線などにも段階的に就航する方針。11月まで4段階の就航拠点拡大・増便を行い、月に90便の運航体制を整える方針だ。また、旅客機3機を新規リースし、運航拡大に備える。同社は財務危機で2008年5月から運航を休止している。

 一方、交通部民用航空局は、8月の運航再開方針について、「遠東航空側の目標にすぎない。民用航空局は裁判所が再建計画に同意し、関連資料が民用航空局に提出された段階で、内部検討を行い、運航再開の是非を判断する」と説明した。