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医師が保険給付不正受給、高雄医大医院に処分


ニュース 医薬 作成日:2010年4月13日_記事番号:T00022065

医師が保険給付不正受給、高雄医大医院に処分

 
 高雄医科大学附設医院の元産婦人科医師が、詐欺グループと共謀し、健康保険給付を不正受給していたことが分かり、行政院衛生署中央健康保険局(健保局)はこのほど、同医院産婦人科との保険医療機関契約を1年間停止する処分を確定した。13日付自由時報が伝えた。

 契約停止処分は3月に下されたが、医院側が不正受給は医師の個人行為だったとして、不服を申し立てていた。健保局は今月8日に医院側の主張を退けたが、患者への影響を考慮し、契約停止期間を1年前にさかのぼり1年間とした。このため、患者の健保診療には影響が出ない見通しだが、医院側は過去1年間に受け取った健康保険給付1億5,000万台湾元(約4億4,000万円)を国庫に返還することが求められる。

 問題の医師は、手術の際にがん組織を患者の検体に混入させ、事実と異なる診断書を発行する手口で、健康保険給付数十万元を詐取したほか、民間の医療保険から数千万元を不正受給していた。

 楊志良衛生署長は「問題の医師が起訴されれば、免許取り消しの処分で臨む」と述べた。