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富士康深圳工場で自殺相次ぐ、管理体制に問題指摘も


ニュース 電子 作成日:2010年4月13日_記事番号:T00022074

富士康深圳工場で自殺相次ぐ、管理体制に問題指摘も

 
 鴻海科技集団(フォックスコン)系列の富士康国際(FIH)深圳工場では、3月以降に5件の飛び降り自殺でうち3人が死亡したほか、1人が自宅で変死するなど、従業員の死亡が相次いでいる。13日付蘋果日報が伝えた。

 中国メディアは連日、同社の管理体制に疑問を投げ掛ける報道を行っている。現地では地方出身の労働者が、仕事上のストレスに耐えかね自殺するケースが多いのではないかと分析している。

 フォックスコンの広報担当者は「給与や労働時間は政府規定に従っている。個別の事故や死因についてはコメントしない」として、詳細な言及を避けた。

 フォックスコン深圳工場従業員の自殺は、過去3年間で12人に上っており、現地公安当局の調べによれば、自殺動機は携帯電話端末「iPhone」のサンプルを紛失したことを苦にしたケースや恋愛トラブル、生活ストレスなどさまざまだった。しかし、インターネット上では、会社側の高圧的な管理方式などを指摘する声も出ている。