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偏光板の力特、46%減資を決定


ニュース 電子 作成日:2010年4月13日_記事番号:T00022076

偏光板の力特、46%減資を決定

 
 偏光板メーカーの力特光電科技(オプティマックス・テクノロジー)は12日の董事会で、23億5,400万台湾元(約70億円)、46.5%の減資を決定した。減資後の資本金は27億1,400万元に縮小、1株当たり利益(EPS)は10元台に回復する見込みだ。13日付蘋果日報が伝えた。

 同社は2008年後半からの財務悪化により一時は政府に支援措置を申請したが、今年上半期に赤字幅が縮小、下半期に黒字転換も見通せるまでに回復し、趙寄蓉董事長は「最悪の局面は乗り越えた」と語った。

 同社は減資実施後、新株2億株を発行する第三者割当増資を通じ、戦略パートナーからの資金導入を進める考えだ。趙董事長は、まだ特定の提携企業は決まっていないものの、液晶パネルメーカーを優先候補にしたいとの考えを表明した。

 同社の稼働率は現在5割程度。ただ、パネル業界の好調によって、偏光板など関連部品も供給不足となっているため、今後フル稼働となれば月間12億元の売上高が見込めるとしている。