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タッチパネルの洋華光電、少年に違法長時間労働


ニュース 電子 作成日:2010年4月13日_記事番号:T00022078

タッチパネルの洋華光電、少年に違法長時間労働

 
 タッチパネル最大手、洋華光電(ヤング・ファスト・オプトエレクトロニクス)が16歳以下の少年に違法な長時間労働をさせていたとして、桃園県政府は12日までに、桃園地検に告発する方針を固めた。13日付蘋果日報が伝えた。
 
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教育部中部弁公室の許春梅科長(中)は、専門チームを組織し、調査に乗り出す考えを示した(中央社)
 
 同県労働及人力資源処は3月末、洋華光電が15歳の少年に3月だけで46時間の違法な残業労働をさせていたとして、労働基準法違反で6,000台湾元(約1万8,000円)の罰金処分を下した。また、今月12日の立ち入り検査では、一般労働者にも7日間の連続労働、残業手当を支払わないなどの違反行為が確認されたため、3万元の罰金処分が追加で下された。

 同社をめぐっては、同社労組や労働団体が行政院、行政院労工委員会(労委会)、教育部などに対し、学生の違法な長時間労働、残業手当の支払い不足、労組幹部の違法解雇などの違法行為を告発していた。

 教育部の調べでも、同社で働いていた桃園県と雲林県の高校生46人に違法な長時間労働が確認され、支払われていた給与も最低賃金の時給95元を大幅に下回る66元だった。