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中国資本の台湾投資、開放以降わずか22億元


ニュース その他分野 作成日:2010年4月15日_記事番号:T00022116

中国資本の台湾投資、開放以降わずか22億元

 
 中国資本による台湾投資が2009年6月30日に開放されて以降、今年3月末までの実際の投資額はわずか22億2,000万台湾元(約66億円)、米ドル換算で8,000万米ドルにも満たない。一方、台湾企業の中国投資は直接、間接を合わせて2,000億米ドルに上っており、14日開かれた立法院経済委員会で多くの立法委員から「比較にならないほど差が開いており、現在開放されている項目は中国資本の需要に合っていない」との指摘が聞かれた。15日付蘋果日報が報じた。

 黄重球・経済部次長はこれに対し、台湾の法令が中国企業にあまり理解されていないためで、主管機関が既に台湾投資意欲を持つ、または投資の可能性のある中国企業を訪問していると弁明。「今後、自動車、紡織業など投資案件が徐々に増えると信じる」と語った。

 黄次長は、中国資本による第2段階の台湾投資開放の対象について、「現在検討中」と言葉を濁したが、継目無鋼管(シームレス鋼管)、液晶パネル、電子、金融サービスなどは含まれないと明らかにした。