台北松山空港と上海虹橋国際空港を結ぶ直航チャーター便の臨時就航について、中国国務院台湾事務弁公室（国台弁）の范麗青報道官は14日、５月１日開幕の上海万博のため渡航する台湾住民の利便性を考慮し、検討が可能だと表明した。15日付工商時報が伝えた。
これについて交通部民用航空局の李龍文局長は「１カ月以内に関連作業完了が可能」と指摘する一方で、５月の実現は保証できないと述べた。
また李局長は、中台直航定期便について、春節（旧正月）シーズン終了後から、座席の不足が顕著となっている、上海、北京、広州、深圳と台湾を結ぶ各路線の増便を中国当局に求めているが、まだ回答が得られていないと述べた。李局長は「チャーター便の就航は一つの解決策ではあるが、今後も定期便の増便を求めていく」と強調した。
