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台湾元相場、終値ベースで31.5元割れ


ニュース 金融 作成日:2010年4月15日_記事番号:T00022122

台湾元相場、終値ベースで31.5元割れ

 
 14日の台湾元相場は、アジア通貨が全面高となった流れを受け、台湾元買いドル売りの動きが一段と強まり、前日比0.12元の元高となる1ドル=31.46元で取引を終えた。終値ベースでも31.5元を割り込み、台湾元は1年8カ月ぶりの高値を付けた。また、1日に0.1元以上相場が動いたのは今年1月5日以来だ。15日付工商時報などが伝えた。

 台湾元相場は、シンガポール政府が第1四半期の2けた成長を背景に、シンガポールドルの上昇を容認する姿勢を示したことに加え、ムーディーズが韓国の国債格付けを上方修正したことなどを受け、アジア通貨に連れ高した。市場関係者からは、中央銀行が台湾元の上昇ペースを緩和するために市場介入することはあっても、31元割れが視野に入ったとの見方が出始めている。

 富邦金融控股・経済研究中心は当初、今年の台湾元相場を同31.5~32.5元とみていたが、担当者は「このままの上昇傾向が続けば、31元を割り込む可能性も否定しない」と見方を改めた。