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低含有量のビタミン剤、食品扱いで値上がり必至


ニュース 医薬 作成日:2010年4月15日_記事番号:T00022126

低含有量のビタミン剤、食品扱いで値上がり必至

 
 行政院衛生署食品薬物管理局は、低含有量のビタミン剤を2012年6月から医薬品ではなく、食品として取り扱う方針を固めた。販路拡大で価格低下を見込む当局の思惑とは裏腹に、市場では小売価格の上昇は避けられないとの見方が広がっている。15日付自由時報が伝えた。

 低含有量のビタミン剤は、食品扱いとなった後、効能をうたうことが禁じられる一方、薬局や病院だけでなく、どこでも販売が可能となる。現在薬品許可証を取得しているビタミン製剤668種類のうち510種類が食品扱いとなる予定だ。

 しかし、ビタミンに対する関税はこれまで免税だったが、食品扱いとなった場合、30%の関税が課される。このため、小売価格は値上がりが避けられない見通しだ。衛生署は「ビタミン剤の価格は市場によって決定されるべきで、干渉できない」としている。