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南港タイヤ、5月から6%値上げ


ニュース その他製造 作成日:2010年4月15日_記事番号:T00022128

南港タイヤ、5月から6%値上げ

 
 南港輪胎(南港タイヤ)は14日、原油価格の上昇に伴う石化原料およびゴム原料の値上がりを受け、5月1日よりタイヤの販売価格を6%引き上げると発表した。今年に入って3度目の値上げで、累計の上昇幅は15~30%となる。15日工商時報が伝えた。

 東南アジアの干ばつによる生産不足の影響で最近、天然ゴム価格が急騰。さらに合成ゴム価格も、台橡(TSRC)、奇美実業などが4月に6%値上げを行うなど上昇を続けている。これを受けてタイヤメーカー各社も市況をにらみつつ値上げを実施し、利益率確保に努めている。

 南港タイヤの3月売上高は前月比19%増の4億1,500万台湾元(約12億3,000万円)だった。同業大手の正新橡膠工業や建大工業も同月は40%以上成長の好調で、アナリストは、2月に比べ稼働日が増えたこと、米国工業用車両向けタイヤ需要の増加、また自転車、オートバイなど向け小型タイヤ需要の好調が理由とみている。