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コリンの元経営陣、会社資金の不正流用で起訴


ニュース 家電 作成日:2010年4月15日_記事番号:T00022131

コリンの元経営陣、会社資金の不正流用で起訴

  
 経営再建中の家電大手、歌林(コリン)の経営幹部多数が架空取引などで会社資金92億台湾元(約272億円)余りを不正流用していたなどとして、台北地検は14日、劉啓烈元董事長、高超群元副董事長、朱泰陽元財務長らを詐欺罪などで起訴した。15日付自由時報が伝えた。

 起訴状によると、被告らは2004年から05年にかけ、業績悪化で銀行による融資が得られなくなるのを懸念し、粉飾会計を行っていたほか、液晶テレビ事業で提携していた米シンタックス・ブリリアン(SBC)から受け取るべき商品代金を香港登記の「南中国科技顧問(SCHOT)」に送金し、不正に流用したとされる。被告らはまた、偽の決算報告で、中華開発工業銀行を筆頭とする銀行団や取引先企業から100億7,817万元の不正融資を受けていた。

 コリンの李敦仁総経理は同日、「起訴状を受け取ってないので、コメントできない」と述べた。同社の再建計画は裁判所での審査が進んでおり、早ければ5月末にも審査結果が明らかになる見通しだ。