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南アW杯の液晶テレビ商機、パネルメーカーは慎重姿勢


ニュース 電子 作成日:2010年4月15日_記事番号:T00022138

南アW杯の液晶テレビ商機、パネルメーカーは慎重姿勢

 
 15日付電子時報によると、台湾の液晶パネルメーカーは、6月11日から開催される「2010FIFAワールドカップ(W杯)南アフリカ大会」による液晶テレビ商機に対し、過度な期待は禁物という姿勢を示している。06年のドイツ大会で予想したほど売れ行きが伸びず、パネル在庫が高まった苦い経験が背景にあるようだ。

 液晶パネルメーカーは、今回のW杯に楽観要因があるとすれば、4年前に比べて液晶テレビが高額商品でなくなったこと、および国際サッカー連盟(FIFA)とソニーの提携で25試合が3D(3次元)放送されることが挙げられるとしている。

 なおパネルメーカーによると、北米市場の第2四半期の液晶テレビ末端在庫は適正水準にあり、発光ダイオード(LED)をバックライトに採用した液晶テレビの販売もキャンペーンが奏功し好調だ。

 ただ、3月から国際大手液晶テレビブランドによってパネル在庫補充の動きがみられるものの、中国の春節(旧正月)シーズン販売が予想以下に終わってパネル在庫が高まっため、第2四半期の液晶テレビ向けパネル出荷は、前期より若干悪化すると予測している。