ＩＣ設計・タッチパネル大手の義隆電子（ＥＬＡＮ）の葉儀晧董事長は14日、英フィナンシャル・タイムズの取材を受け、米アップルを相手取り起こしている特許侵害訴訟の対象を新型携帯端末「iPad」にも拡大することを表明した。15日付経済日報が伝えた。
ＥＬＡＮは先月、アップルの人気携帯電話端末「iPhone」、多機能音楽プレーヤー
「iPod touch」などが特許を侵害していると主張し、米国際貿易委員会（ＩＴＣ）に提訴していた。
葉董事長は「iPadもiPhoneと同様のタッチパネル技術を採用しており、iPadが量産される時期を待って、必ずアップルを提訴する」と述べた。アップル側はコメントを避けた。
タッチパネルをめぐるメーカー間の提訴は増加傾向にある。アップルも先月、宏達国際電子（ＨＴＣ）をＩＴＣに提訴した。アップルはノキアとの間でも特許紛争を抱えている。
