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プロモス12インチ工場、マクロニクスに80億元で売却へ


ニュース 電子 作成日:2010年4月15日_記事番号:T00022141

プロモス12インチ工場、マクロニクスに80億元で売却へ

 
 15日付電子時報によると、DRAM大手の茂徳科技(プロモス・テクノロジーズ)が、半導体メモリー大手、旺宏電子(マクロニクス・インターナショナル)に新竹12インチウエハー工場を売却することで、近く双方が正式発表を行うとの観測が出ている。取引額は80億~90億台湾元(約238億~267億円)とみられ、プロモスは売却で得た資金で新設備の購入を行い、63ナノメートル製造プロセスへの移行を進めるもようだ。

 プロモスの新竹12インチ工場は現在月産能力5万枚(ウエハー投入枚数)で、マクロニクスは取得後、45ナノROMおよび75ナノNOR型フラッシュメモリーの生産に充てる計画とされる。マクロニクスはNOR型フラッシュメモリーで、既に縮小版0.11マイクロメートルまで技術開発を進めている。

 NOR型フラッシュメモリーは今年、末端市場の需要増大を受けて供給不足となっているが、サムスン電子など他社が標準型DRAMの生産に注力するため生産量を拡大できない状況にある。こうした中、マクロニクスは大幅に生産能力を増強することで、今後世界シェアを大きく伸ばすとみられる。