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台湾元は20%過小評価、30元割れ予想相次ぐ


ニュース 金融 作成日:2010年4月16日_記事番号:T00022151

台湾元は20%過小評価、30元割れ予想相次ぐ

 
 人民元の切り上げ観測で、アジア通貨が上昇する中、米証券大手ゴールドマン・サックスはこのほど、台湾元は合理的な為替水準よりも20%過小評価されており、今後1年以内に1ドル=30元の大台を割り込むとの見通しを示した。16日付工商時報が伝えた。

 同社のアジア担当経済アナリスト、馮殷諾(エノック・フォン)氏は、輸入インフレ圧力の強まりで、台湾元は大幅な上昇余地が生まれており、今後の予想レートは、3カ月後が同31元、半年後が同30.5元、1年後が同30元だとした。

 一方、クレディ・スイス証券のアジア担当チーフストラテジスト、サクティ・シバ氏は「アジアなど新興市場の通貨が最近上昇しているとはいっても、金融危機前の水準には達していない。短期的な上昇傾向が早期に終息することはない」と指摘。台湾元については、年内に同29.5元まで上昇する可能性があると予想した。