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作成日：2010年4月16日_記事番号：T00022166
ＴＳＭＣ、在庫高まりを警戒
16日付電子時報が半導体業界関係者の話を基に報じたところによると、ファウンドリー世界最大手、台湾積体電路製造（ＴＳＭＣ）は、ＩＣ設計会社からの発注が過度に多いことによる、アナログＩＣなど一部製品の在庫水位の高まりに警戒感を抱き始めた。スタッフの報告が張忠謀董事長まで届き、13日の米国での技術シンポジウムへの出発前に、顧客からの発注状況と在庫水位を確認したという。
半導体業界関係者によると、ＴＳＭＣはアナログＩＣの在庫水位が平均より50％以上、情報通信用ＩＣとコンシューマ製品向けＩＣは20％高くなっているとの判断の下、顧客に対し、まず製品を受領してから新たな発注を行うよう要求した。
この半導体業界関係者は、ＩＣ設計会社が今後過度の発注を控えれば、第３四半期にはＴＳＭＣの在庫水準が適正な水準に下がると予測した。
