威達雲端電訊（ビー・テレコム・マルチメディア、旧威達超舜電信多媒体）は15日、台中県市および金門県で高速無線通信規格WiMAX（ワイマックス）のサービスをスタートした。１年以内にユーザー10万件の獲得を目指す。16日付経済日報が伝えた。
同社は台中県市と金門県に300台の基地局を設置した。サービス提供区域内のカバー率は約90％。また、年内にもWiMAXや光ファイバーインターネットサービス向けを含めた設備の調達に10億台湾元（約29億7,000万円）を投じ、台中から嘉義にかけ1,000台の基地局を設置する。同社はWiMAXのサービス開始で、今年の売上高は前年の２倍の15億元も目指せるとしている。
頼富源董事長は同社の事業方針について、「インタラクティブテレビ、固定電話、ブロードバンド、WiMAXの４項目を統合したオールマイティなサービスを提供する」と語った。
同社は年内にＵＳＢドングルなどユーザー向け通信端末設備10万セットの調達も行う。下半期にはWiMAX通信モジュール搭載の携帯電話端末やノートパソコンを調達する予定だ。
