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アナログICの需給逼迫、年内続く=TRI


ニュース 電子 作成日:2010年4月16日_記事番号:T00022168

アナログICの需給逼迫、年内続く=TRI

 
 シンクタンクの拓ボク産業研究所(ボクはつちへんに僕のつくり、TRI)が15日発表したハイテク産業景気展望によると、アナログICの需給逼迫(ひっぱく)状況は、年内いっぱい続く見通しだ。また、アナログIC設計で世界シェア1.9%、10位の立錡科技(リッチテック・テクノロジー)など、台湾業者はコストの優位性から昨年よりシェア拡大が期待できると予測した。

 翁健哲TRI研究員は、デスクトップパソコン、ノートPC、テレビなどを応用先とするアナログICは粗利益率が比較的低く、IDM(垂直統合型の半導体メーカー)に景気が回復しても停止中の生産ライン20本以上を再稼働させる考えがないことが、アナログICの生産能力不足につながっていると指摘した。

 TRIによると、指標的役割を果たすIDM大手は年初以降、アナログICのオファー価格を4割近く引き上げており、マザーボード用電源関連などで既にシェアを握る台湾業者にとって、ノートPCやテレビ向けなどでも今後、存在感を増すチャンスとなりそうだ。